2008年02月13日

TEENAGER / フジファブリック (2008)

asin:B000YY68HQ:image

んー。なるほどなー。

これ系が好きな人たちには名盤扱いされているらしいです。そして、私自身の頭をそれモードに切り換えて聴けば、確かにこりゃすごい。捨て曲もないし、単調なところもない。そのくせにメロディはワンコーラスですっと身体に入ってくる。ひねくれているのにストレート、そしてスイート。ああドライブしたいなぁ。

でも曲が進めば進むほどに、自分が過去に散々聴いて育ってきた邦楽商業ロックの先駆者、現時点での中堅ベテラン(矛盾しているな)が演ってきたことのすごさを実感させられるわけで。そりゃぁ洋楽ファン(当時)からはクソ呼ばわりされていたわけだ、とか。

で、音楽というのはその対象年齢が存在の大きなファクターとなりがちな嗜好品なので、彼らが脱皮するに従って、ネクスト、新しい血が必ず生まれてくるわけだ。演奏側にも、聴き手側にも。

自らの血が何度も入れ替わっていくうちに過去の血を受け入れられなくなるように、また、それを自らが過去に経験しているからといって今からその洗礼を受ける血たちに向かって鼻で嗤うことも簡単なわけで。

でも自分の中にある余裕がそれを許すことができる限り、自分が経験してきた血、その各段階をサンプルとして持っておくのもいいのではないのかと。その試薬をもってきて自分の今にフィードバックさせて音を楽しむというのもアリじゃないかと。それは分析対象としての音楽でもよいだろうし、空想ドライビングのお供にするための音楽としてもよいだろうし。あぁドライブしたいなぁ。

もちろん鼻で嗤うことも否定はしない。周りの目を気にしながら、自分の意見をコントロールしていくこともオトナには必要とされるスキルなので。その辺は小狡くいきましょうよ。だからこそわざわざこうやって取り上げてるくせに、対象の本質にはこれっぽっちも触れず、何やら真っ当なことをいっているように見せかけること、見せかけていることに成功しているだろうと思い込むこともできるわけで。

cf.
TEENAGER / フジファブリック (2008)

追記
期せずしてこのアーティクルを残した自分に対する回答をしているような気がしてきた