山形ブラジル音楽普及協会主催による Saigenji のレコ発単発ライブ。仙台公演がなかったので山形公演にて。
会場は文翔館という大正モダンを留めている貴重な建造物。飾り柱を従えた舞台構成は約 5m 四方のひな壇のみ。キャパ 100 名前後の全席自由席。アットホームになるか緊張感漂う内容になるか。
Saigenji & パーカッションという最小&最濃編成にて、ブラジル音楽のギターチューニング講座などを即興で交えつつ、ベスト盤リリース直後にふさわしく濃くもストレートなセットリスト。 Saigenji の緊張感と音への開放がホールを満たしては伸びていく。
会場の特性上から飲食物の完全持ち込み禁止ということもあり、盛り上がりのカーブは緩やか。その場の機転でレコーディング中の新譜から立て続けに Saigenji 節な 3 曲をお見舞いして、ラスト 〜 舞台から引かずのセルフアンコール。一気に火を点ける。本チャンアンコールはカバーで賑やかに締めくくり。 Seated ながら耳も身体も完全に燃焼しきってライブ終了。
Saigenji の音の向こうには天気があり、その天気が地続きのさらに先へと拡がっていくシーンがいつも見えてくる。それほどに地の匂いが濃いのだ。人は身体なくして地にはいられない。地なくしてはステップを踏むことも許されない。しかし意識の向かう先は地ではなく常に空、それも水を有する空。そして光と。
地面という当然、そして空にある矛盾。その中間に立つ自分を強く意識させてくれるそのボーカルパフォーマンスに感謝。
また行きます。
cf.
山形ブラジル音楽普及協会
リンク先 URL は 12.02.07 現在