2005年09月20日

黄金の月 / スガシカオ (1997)

己の力ではどうにもならないことを、どうにかしようとする気力の配分につながらない逃げ道がどこかにあることに意識的で、それを感傷の材料にしてしまうには、あまりにも他人の人生を大きく振り回していることへの謝罪を、自分に課すのか時に課すのか、謝ろうとする対象に転嫁するのか、もしくははなから謝ろうとすること自体が言い訳でしかないのか、過去のディケイドが今でも引きずり続けている遠い思いに放り捨てようとしている自分をしばらくぶりに嘲り飛ばそうとしてペダルをこぐ力そのままに天を見上げても、昨日まであれほど柔らかく問いかけていた月は光る標しさえ示すことなく雲の裏側に。

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黄金の月 / スガシカオ (1997)