2004年07月14日

着うた損得勘定

☆勝利者達の挽歌 / 大山修司
しかし今日日の携帯ってすごいな。あの着うたってやつ。 30 秒の細切れ音楽が流れてくるだけといえば身も蓋もないが、金を生む手段として過去の音源を再生利用できることに、今さらながら驚いた。

最新の曲をダウンロードする & させるというのは、行動としても面白くないし、着眼点としてもまったくもって面白くないわけだけけど、個々のニーズ (それも相当ニッチなニーズだ) に応えるべく、既存の音源からダウンロードのライブラリを充実させるという行動には、何ともいえない男気を感じてしまうわけだよ。だって、それだったら、なんか、金を払ってもいいという気にさせるかもしれないもの。

で、件の曲では、イントロ、メロディ、サビ、とそれぞれ 30 秒ごとに 105 円ずつ請求する手法 (315 円払っても、一曲丸ごとのダウンロードにはならない!) と、 105 円という実際の貨幣での重みと記されている金額とのギャップの間に、何のためらいも疑問もなくダウンロードを重ねさせる (それだけの魅力が、そのライブラリにある、もしくはそのライブラリ = ニーズを発掘する) ところに、音楽産業のしぶとさを感じたとか感じないとか。

もっとも、一番感心したのは 「愛のために死ねる朝を探しているのか」 という、この曲最大の山場をしっかりと押さえている 105 円の切り取り方なんだが。なるほどそれなら 105 円払っちゃうね! (無理)。