ぶらぶらと Web 界隈を散策していたら、 C-C-B の秘蔵映像が DVD 化されるというニュースに遭遇。その瞬間、頭の中に 「浮気なジル」 が流れだした。これを鎮めるべく、幼少のみぎりに買ってもらったカセットテープをサルベージすることにした。
ごそごそと押し入れをあさること、合計二日。 『すてきなビート』 と 『MAX-MEGA-MIX』 を無事発掘。しかも後者にいたっては、子どもとは思えないマスター保存の発想からだろう、今やある意味感涙物の DENON のカセットテープにコピーされたものも一緒に出てきた。 46 分では余白が多く出るということで、 42 分テープをラインナップに加えていた DENON を選択したんだろう。渋いな。




で、 『すてきなビート』 の話。
「浮気なジル」 と、そして 「二人のシーズン」 は、ウケ優先で作り込まれたシングルとは別のベクトルにおいて、楽曲単位で勝負できる歌謡ロックの名曲だ。今聴いても、新鮮なバタ臭さが残っている。ヒットした曲ばかりがクローズアップされる、場合によっては 「Romantic が止まらない」 だけで語られることの多いグループではあるけれども、こういったファンのみぞ知る、でもファン以外が知っていてもよかったはずの名曲が、 C-C-B のアルバムにはぽつぽつと収録されている。
チェッカーズや C-C-B が強い意識を持ってオリジナル曲勝負に移っていったのは、バンドという存在そのものが自家製家内工業を必須としていく過程を如実に示しているわけだけれども、メンバー間で取り回すボーカルといい、芸の細かいコーラスワークといい、これは GS 世代からゴスペラーズを結ぶ橋渡しであると、大きく出てもいいかな。これをマイクリレーとみなすと、ヒップホップの先駆…というのはさすがに言い過ぎか。
ユニバーサルは廉価でのリイシューをするか、良心的なセレクションを組んで発売してくれないかな。それとも今回の DVD 企画が様子見と布石を兼ねていると期待してもいいのかな。
ところで、 「スクール・ボーイ」 はオリジナル (「スクール・ガール」) と比較して、キーを低めに設定していたんだね。シモンズドラムの音に目を輝かせていた当時の vox さん、ちゃんと気づいてた?