☆True / L'Arc-en-Ciel (1996)
ラルクならではのメランコリック色を、惜しげもなく詰め込んだ一枚。もしくはこれがスタート。
最近ではあまり見かけなくなった 「メランコリック」 という表現だけれども、それくらいに消費され尽くした言葉の方が、ラルクの色を語るにはふさわしいように思う。花開いてむしられて、最後に残った種子のような。
もう 8 年か。
強い雨は姿を潜めたものの、箱の底に残るそれをばらまくような、意志を捨てて薄弱な水滴が時折落ちてくる。やる気のない、象徴的な休日の午後、部屋は薄暗いままにボリュームを絞って楽しむに無理がない。
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☆J.S.BACH : ヨハネ受難曲 / Frans Bruggen
以前聴いたヨハネよりも、ライトなように思える。比較的近年に建立した教会のような。師曰く 「演奏によって、同じ曲が全くもって別物になる。この味を知ると、クラシックの泥沼にはまって行く」 。
細部に及ぶ誤差を指摘することはまだまだできないけれども、最初の数分だけでも彩度の差が現われるというのは、なるほど、これはそそられる。