もちろん、そんなことをいっていると、ジャズスノッブやクラシックファンダメンタリストに、「おまえは英語を話せるようになりたいというときに、そのフレーズさえ覚えておけば大丈夫だという、そんなフレーズを教えてくれと人に頼めるか?おまえは哲学を学びたいというときに、その本さえ読んでおけば十分だという、そんな本を教えてくれと人に頼めるか?おまえがいっていることはそういうことと同じなんだからな!時間をかけて、ハズレをつかまされたりしながら、自分の中のあたりをつかんでいくことで耳を醸成しろとしかいえねえな!」
ってな勢いで小一時間問いつめられるのかもしれないが。
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。
やっぱり、ジャズやクラシックのようなものには信頼できるナビが欲しいものだ。
でも思うに、今の世の中、音楽好きの個人が運営するサイトには、それこそ石を投げればバッカバッカぶつかるわけだから、まず、とにかく地獄の三丁目への通行手形を一枚でもいいから手にしたら、それを元にして寄らば大樹の陰で気の合いそうなサイトを見つけて井の中の蛙的にディグアウトしていって、そして気がついたらそのうちにニョロンと手が広がっているようなものなんだろうな、とか。
僕も Web サイトのおかげで芋づる式に広げていけたジャンル、アーティストもあるし。それはえせ氏だって同じなわけで。それってジャズ、クラシックだけじゃなくて、ヒップホップだってそうだったんじゃない? 正直、えせ氏がここまでヒップホップマニアになるとは思ってもみなかったし。まさかこの僕が KOD.P のライブに連れて行かれるとも思ってもみなかったわけで。僕の中では、ヒップホップへのラブモードを強く感じるサイトはえせ氏サイトか INTRO かって世界だから。
幸いなことに僕の近場にクラシック地獄への道案内人がたまたま一人いたので、今、僕はまったりとクラシック道へ足を踏み入れようとしているところ。クラシックは時の流れに急かされずに、自分のペースでマターリと手を広げていけるってのがいいよね。しかも盤面が急速に古くなるとも思えない。あくまでも流行音楽との比較だけど。ジャズも同様じゃない? マターリといける感じ。だから探すのもマターリでいいのだ。
そもそも、いわゆる J-POP ファンに違わず、僕もアーティスト聴きが中心だったわけだから、今の自分のように 「バッハを中心に行ってみよう!」 と思うのは、まぁ悪くないかもしれないよね。その点でいけば DJ MITSU THE BEATS リミックス の元ネタも、特定アーティストに固まっていたじゃない。そこがツボならそこから手を広げていくってのが、やっぱり正攻法だよね。ほんと、音楽も 「文献探しは参考文献から芋づる式に行け」 という論文書きの王道とおんなじだ。
ただ、なんでか知らないけど、クラシックとジャズは、何かと口うるさい人が多いように感じられるのは事実なんだよね。なぜかしらん。そういう人の目が気になって、なんとなく手が出しにくいというか。一見さんお断りな臭いが漂ってくるのもなぜなんだろ? それは地層に似た堆積のようなものがあるからなんだろうけど。それほどにマニア的に掘り下げたくなる要素があるってことなのかな。
でも、ほら、やっぱり最終的には直感じゃん。熟成と直感とは、割と同じ成長曲線を描くような気がするんだけど、どうだろ? それだって 「たまごかにわとりか」 というものだけど。
うわ。なんかガキみたいなグダグダさ。
本文中リンク先URLは 23.06.07 現在
はい。コメントしないではいられない話題をありがとう、ってな感じで、せっかくアーティクル毎の完成度が高いvoxさんに蛇足な書き込みをする者がやってまいりました。
毎度失礼致します。
いや、いいと思いますよ、学習の道筋として悪くない:
「バリバリ役に立つ英語フレーズ」←元英語講師が言うんだからいいんです。
その人が主に使いたい場面によって内容は変わるけれど。
え、だってそうやって基本文献によって系統をいくつか知っていれば、かなり思索のパラダイムはできると思うんだけど、そんなことない?:
「哲学の本」←一冊だけと言われたら私にはわからないけど。まぁ、思いっきり軽いところだとソフィーの〜なんていうと叱られる?
最初から外れたりしたら、それ以上進むの嫌になりますもの。入り口からしばらくあたりは案内があった方がいいに決まってます。耳の熟成なんて、何年も、もしかしたら十年以上もかかるんだし。
うるさい人ねぇ、もしかしたらクラシック(やジャズ)は小難しげな言葉を使って述べる傾向が定着してるので、余計にうるさく感じるのかもしれません。うるさい人は放っておけばいいんです。凝り固まった感性のみで聴き続けたい人も放っておけばいいんです。
普通のクラシックファンには展開できないような、思いもよらないような世界を、今後voxさんが描きだしてくださるのではないかと、実に楽しみです。
ありゃ、師匠。毎度どうも。
> 普通のクラシックファンには展開できないような、
> 思いもよらないような世界を、
> 今後voxさんが描きだしてくださるのではないかと、実に楽しみです。
それってあれか。
バッハのロ短調ミサを聴いて、
「ニアフィールドで爆音再生すると、
NARASAKI (coaltar of the deepers) のギターばりにトリップできてギガ萌え」
とか、
「バッハは分子モデルみたいでテラ萌え」
とかいうやつですね。
(…しまった、出し惜しみしようと思っていたネタなのに)
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クラシックをクラシックのコンテキストで書いても、それこそうるさ型のクラシックマニアみたいで僕としては面白くも何ともないし、小難しい言葉で賢しく書いて煙に巻くってのも、なんか三十手前のガキみたいでもう飽きちゃったので(ってヲイ!)、きっと僕が書こうとすると、やっぱりなんかどうにもこうにも俺語録的になっちゃうんだと思います。
クラシック(ジャズ含む)って、これまで聴いてきたロック・ポップスフィールドに比較して、格段に直感が許されるからこそ面白いんじゃないのかと思ってます。直感でピックアップしただけでも十分に楽しめるだけのバックグラウンドが、そこには連綿脈々と存在しているってことでもあります。
だからこそ、「最初はおいしいとこ取りでいいじゃん」と、のほほんと思っているわけであります。つか、最後までおいしいとこ取りでいいじゃん、と。
Posted by: 本人 at 2004年06月04日 00:10