2004年03月01日

走馬灯 -BEST of DASEIN- / DASEIN (2003)

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概要

Joe (ex. SEX MACHINEGUNS) のハイパー生ドラムと、Ricky のハイトーン生ボイスで、一部ニッチ系マニアから圧倒的支持を受けていたユニット DASEIN 。その約 3 年にわたる活動を、シングル曲中心に収録した解散ベストアルバム。存在の特異がクローズアップされる一方、悲愁感あふれるメロディにも同筋からの熱い支持が寄せられていた。


お別れによせて

どうして解散なんてしちゃったんだよ。

音楽的にとがらない層に対してはその音楽的素性を徹底して隠しつつ、メタル的ドラムを是とする人間を草の根レベルで増やせるだけの潜在能力、可能性を強く持っていたユニットだったのに。

小学生や中学生が欧米メタルへと無理に背伸びすることなく、自分のクラスメイトと 「やっぱツーバスとハイトーンだよな」 と人目をはばからずに共感しあえるインフラ整備を進めることができた、その唯一の存在が DASEIN だったはずなのだ。 DASEIN と「ONE PIECE」 という組み合わせを聞いたときには、ツーバスの将来は明るいぞと確信したのに。

ハイエナジーメロウなカラオケ的歌メロの秀逸さだって、見逃すわけにはいかない。力漲る、歌える、かっこいいメロ。最強じゃないか。 DASEIN がアニメと手を組むことで、小学生に与える影響は多分に膨れあがるはずだったのに。

それを途中で放り出して、解散?

今、メジャーどころでツーバスを聴こうと思ったら、今は亡き X のアルバムを引っ張り出すしかない。そこまで遡らないことには、表舞台にあったツーバスの存在をひもとくことはできないというのに。

歌メロツーバスというワンアンドオンリーさを持っているバンドは、伝道師としての自覚を持って活動して欲しいよ。色々な意味でものすごく低い位置にある 「それ以上は無理」 というレンジの中で、せいぜい頑張ってやろうという意識が素敵だったのにさ。 X も然り。

もったいない。本当にもったいない。もったいないと言わずして、なんと言えばいい? これまで作ってきたマテリアルを生かせる存在なんてそうそう出てくることはないし、そのまま埋もれさせるにはもったいないスコアなのに。本当にもったいない。

cf.
DASEIN "走馬灯 -BEST of DASEIN-" P:2003 CCCD