昨日の午後に、急になんとなく聴きたくなってからもう 3 回目のローテーションに入っている。よくよく聴き込めば聴き込むほど 「●●みたいだ」 の積み重ね。それだから 「あぁ、またこのジャンルか」 というくくりにおいて聴いてしまっていたけど、よくよく考えてみると、くくって聴いてどうないするっちゅうねん。
音色の引き算が生かされたコンパクトなアレンジが、実は他に共通項たる相手を持たないアーティストなのではないか、とか。コンパクトであっても、アルバムの導入部ではしっかりとリスナーを掴み、あとはその勢いを借りて、ゆったりと惰性で、かつダレない程度に最後の曲までこなしてゆく構成力が必要。これを間違えてしまうと 「次はいつ盛り上がるの?」 と忍耐力を要求させた挙げ句に、 「このアルバム、最初の方だけがいい」 と言わせてしまう結果に。
この作品の場合、 1 曲目の 「風をあつめて」 が、 Kenji&BOTS の取り合わせなので今風にがっちりと捉え、そしてその後はクセのなさを生かして、まったりと組み立ててゆく展開。ストリングスなどに見られる大沢伸一の手癖も隠し味として使っているから、 wyolica としても聴けるし大沢伸一プロデュースとして聴くことも出来るし。
もしかしたらボーカル入りのイージーリスニングとしては充分な仕上がりを見せているアルバムなんじゃないだろうか、とか。半年経ってから再評価してみたり。
cf.
wyolica "who said "La La...?"" P:2000