プラチナチケットってのは、何もちょっと前の松任谷由実だったり、動員数の割にはハコが小さくて入手しづらい GRAPEVINE のライブだったり、この夏のサザンの茅ヶ崎ライブのことだけを指すわけじゃない。
仕事で出入りしている所で入手した、怒濤の三味線弾き 「吉田兄弟」 ライブ開催とのパンフレット。見つけた瞬間、狂喜乱舞。まさかこんな近場で彼らのライブが開かれるとは。が、来年 1 月公演のそれはダブルヘッダーだというのに、既に両方ともソールドアウト。そういえばと思い出し、千葉県で行われるライブを目当てにチケットセンターに電話。
ありました。 3 月という随分先の話と言うこともあってか 「昼の部も夜の部もございますよ」 という神の声。瞬時に家族 3 人分のチケットをゲットいたしました。こんなにもドキドキしながら公演を待つライブなんて、そうそうあるもんじゃない。
津軽三味線など、よほどの民謡好きでもない限りはそうそう聴く機会もないジャンルではありますが、彼らの 1st sアルバムは純邦楽のインディーズ扱いであるにもかかわらず、売り上げは 5 万枚を優に超えてしまったとの話。インディーズで 5 万枚って、ちょっとしたブレイク寸前バンド並みのセールス。今 Victor のサイトを見たところ、このアルバム 『いぶき』 が、一般流通盤として再発されるとのインフォメーションが。こりゃぁ、本格的にクルかもしれん。
NHK では随分と彼らをクローズアップしており、ここ数ヶ月の間に 「トップランナー」 「歌謡ステージ」 「おはようにっぽん」 と登場している姿を見ては 「一度でいいから、生演奏を」 と思い念じ続け、ようやくそのチャンスが巡り巡ってきたわけです。そういえばまた紅白に出ないかな。
彼らの何がいいのか。若いがゆえの柔軟さが、 「純邦楽」 でありながらも 4/4 拍子という 「西洋のポップス」 文化を否定せずに、かといって過剰に迎合することなく、自然に撥 (ばち) が刻むリズムに現われているところ。また、オリジナル曲が 「現代」 であるならば、間延びしがちな民謡は 「古典」 と解釈されるのでしょうが、それすらも若さゆえの間延びのなさが、揺らぎの効果を引き立たせる結果に。その 「揺らぎ」 の出所を突き詰めると、きっと津軽の土地なんだろうな。以前にうちの父親が語っていたように。
cf.
吉田兄弟 "MOVE" P:2000
吉田兄弟 "いぶき" P:1999