2000年12月23日

占えない未来と MP3

その昔 「SCMPX」 という Windows の MP3 ユーザならまず大抵はその名を知っているというフリーソフトを使って MP3 エンコードを試みたことがあるものの、なにぶん非力なマシンパワーがたたり、1 曲のエンコードに 20 分以上かかるわ、他のアプリでスクロールでもしようものなら音飛びを起こすわで 「これだったら MD で充分」と判断してすっかり遠ざかっていたのですが。

先日妹から借りた雑誌にあった 「EarJamIMP」 をインストールしてみたところ、 5 分の曲でも 1 分ほどでエンコード完了。しかもリッピングの手間いらず。フリーソフトはここまできていたのかと感動したのも束の間、再生させてみれば結局は音飛びだらけでやはり使い物にならず。ところが今回はここで諦めたりはしないわけです。今は 3 台のマシンが LAN 上で稼働している状況。過去は過去のもの。隣の部屋にある VAIO に同じソフトをインストールしてみたところ、まったく問題なし!

続いては VAIO をファイルサーバとして 「SCMPX」 を自分の無印牛マシンで起動。こうして VAIO の HDD 上にあるファイルを読み込ませれば、全くストレスを感じさせない再生環境に。 IE を起動させていようが、更にエディタを起動していようが、スクロールさせてみようが、ほとんどトラブルらしいトラブルもなし。スクロールは遅くなるけれども、これと音飛びとどっちが耐え難い?と問われたら、即答で音飛びの方が耐え難いので。

が、エンコード時間の短さといい、ソフトのわかりやすさといい、いいことずくめに見えたとしても、結局直面しているのは自マシンの時代遅れ甚だしい環境問題。

尚、個人的に MP3 はシングル曲を聴くための向きにあると思っています。一曲ごとにディスクを入れ替えるのも面倒だし、過去の曲がファイルとしてライブラリになれば、 「ながら作業」 の時にもディスクを探す手間もなくなるし。ということで、早速シングル曲ばかりを片っ端からエンコード。まるで猿。あっというまに CD-DA 上のデータが MP3 になる様子は見ていても快感。

ところでこの 「EarJamIMP」 は CDDB としての機能もなかなか使えたり。 Windows Media Player もマシンに入っていることはいるのですが、これも起動が精一杯のマシンパワーでは全く無意味な存在。それでもこのソフトさえあれば僕が持っている一通りの洋楽はまず確実にデータが返ってくるのです。そんなどうでもいいといえばどうでもいい機能でも、とりあえず触れ始めは感動してみるもの。これも高速回線 (といっても ISDN) と常時接続環境(といってもフレッツ)があってのもの。

ともあれ 1 年前でも考えられなかった環境が手に入っている現状。こんなんじゃ、たとえば 3 年後の PC と音楽との関係だって描きようがないよな。圧縮技術を用いた音楽の記録方式だってそもそも ATRAC が発表された時点でさえ信じがたいものだったわけだし。今から生きる人や、そこまで大げさでなくとも今から PC に入る人というのは、いきなりこんなことが手軽にできる環境にあるのか。 PC 購入の目的は後からいくらでもついてくるわけだ。すごいことなのかなんなのか。