先月書き連ねた 「2000年アルバム選」 に関して、今頃になってゴロゴロと敗者復活戦をしたいムードになっているところ。今のところ対象にしたいのは下の 2 つ。両方とも「竹」。
THE YELLOW MONKEY "8"
歌詞からメロディからバンドをほったらかしにして作った曲から何まで、とにかく吉井和哉節を突き詰め、その結果煮詰まっちゃいました、という雰囲気が素敵。シングル曲は正にそうで、「聖なる海とサンシャイン」 のような上澄み部分と、「SHOCK HEARTS」 に見られる灰汁の両極端さが出てしまっている。アルバム全体としては、免疫力が既についているファン向け。格好悪さを表現するための手段としてアイロニカルな表現方法を用いるという常套手段があるんだけど、そんな小賢しいことを抜きにして我道。
HUSKING BEE "FOUR COLOR PROBLEM"
日本語への挑戦はもちろんのこと、他のコアバンドにはない 「メロ」 の繊細さに磨きがかかった印象。このバンドはアルバムをフルに日本語で作った場合、歌詞のキャラクターが eastern youth とかぶる気がしないでもないけど、猛烈にモンスーンな eastern youth とは異なり、こちらは乾いたバンドアンサンブルになっているから、充分に差別化も図れるだろうしね。暑苦しい炭酸入り清涼飲料水。不思議なことに、ライブハウスで馬鹿騒ぎするよりも、一人でひっそり聴いていたい雰囲気なんだよな。
で、
すっかり忘れていた 「99年アルバム今頃好きになってごめんなさい」 賞には以下の 3 枚。
Fishmans "Aloha Polydor"
LITTLE TEMPO "RON RIDDIM"
RED HOT CHILI PEPPERS "CALIFORNICATION"
Fishmans に関しては既に色々とコメント済み。
LITTLE TEMPO は気怠さに後押しが欲しいときにぜひ。スチールドラムがヤル気のなさを更に運んできてくれる。健全なダウナー、もしくは風流。ベタかもしれないけど、夏用に持っておきたいアルバム。
cutting edge レーベルにはこんな隠れキャラが存在するからやめられない。 avex って何かとやり玉に挙げられることが多いけれども、おさえるべき所はしっかりとおさえている。結構小回りが利くレコード会社のような気がするんだけどな。
RED HOT CHILI PEPPERS はやはりダウナー。サウンドはこれでもかというほどにゴリゴリなのに、不意打ちの繊細さやメロディがあちこちに仕掛けられているのが聴いていて悔しい。ちょっと気が沈んでいるときにこのアルバムを聴こうものなら高揚するんだか鬱々としてくるんだかわけがわからなくなって、感情がめちゃくちゃになってしまうことだろう、とか。
ま、こんなところ。