2001年02月06日

揺ラシツヅケル / COWPERS (2000)

訥々と口は意に反して思いも寄らぬ虚言を生み出す
理解よりも先に、同じ頭が生み出すはずの
同じ者の言葉が
違う者の言葉として、吐き出し捨てられていく
拾った者の心象は全て誤解という泉に沈め
そこまでの深みは屈折の元にあると認める前に
自らの意を全てとし正当化させようとする
「私は正しい」
唯、己、我が身にのみ通じる言語を求め
記号と共に暮らし、証す
目覚めし時の光はやがて堯となりまた暗転を見る
日々の儚さは誰が源とする愚行で
唯、己、我が身のみを食(は)む虫を養い
喜びとも痛みともつかぬ虚(うろ)に光を充てる時もわずか
こぼれるままに歩ませることもない宿主の
唯、己、我が身の吐きだす息がここに

cf.
COWPERS "揺ラシツヅケル" P:2000