全国 100 万人のラルヲタのみなさんはじめまして。今回、ファン投票によるシングルベストセレクションが発売されるということもありまして、なんとなく気が向いちゃったので暑苦しく語らせていただく次第でございます。何卒最後までお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
まず始めにいくつか僕の方から質問させていただきたいと思います。
今回の、ファン投票で複数回投票した人、手ぇ挙げてくださーい。
「はーい」
死ね。お前ら、生きる権利ナシ。
「LOVE FLIES」 に投票しなかった人、手ぇ挙げてくださーい。
「はーい」
いいクスリ紹介してやるから死ね。
「花葬」 に投票しなかった人、手ぇ挙げてくださーい。
「はーい」
バトルロワイヤルの会場に案内してやるから、殺されるまえに死ね。
唐突だが、ラルクの歌詞における特徴として、まず一つに隠語やワンセンテンスに提示されたダブルミーニングを読み解くような古典文学をもほうふつさせる艶めかしさと、その対極として現代的な恋愛を抽象的に表現させた歌詞が挙げられよう。前者の最たる例が 「花葬」 であり、後者の好例としては 「winter fall」 を挙げることが出来よう。
ってか、歌詞なんてどうでもいいや。ってか、面倒くさい。カラオケにでも行った時にでも、誰かが歌ってんのをボケッと眺めてりゃいいから。カラオケの字幕のように 1-2 行だけが表示される歌詞を読んでも何が何だかさっぱりだし。
ということで、ここでは特に楽曲について語ろうと思う。しかもあの投票結果に全く納得いかない身としては、この場で 「アンチオフィシャルベストアルバム」 を大々的に掲げ、未選出曲に関しては 160 文字ほどで、個人的な趣味と選出が合致した曲に関しては 120 文字で、それ以外は無視というスタンスで語るという趣旨でいこう。もちろん本家ベストアルバムに合わせてシングル 12 曲を選出。
タイトルもズバリ
「L'Arc-en-Ciel ベストアルバム 入手しました」 (嘘)
---未選出曲---
Vivid Colors (2nd 07.06.95)
このバンドの一つの魅力でもあるヌケの良いメジャーチューン。それを ken が手掛けているという珍しさからも、曲の位置づけは高いはずなのだが。明るい曲という意味で 「DIVE TO BLUE」 に人気を奪われたか。爽快でありながらも前述の現代的抽象恋愛表現において切ない佳曲。hyde お得意の妖艶なブレスは、このサビにこそ発揮されている。
花葬 (10th 07.08.98)
ところで彼らの最大の特徴は、その耽美な世界観なのよ。耽美ってわかる? ビジュアル系って意味じゃないわよ。もっともっと深い意味を持つ単語なのよ。その耽美の代表格がベストに入らないって何よ? もう一度この歌を聴いて出直してきなさい。どうせ小娘ちゃん達はメンバーの顔にしか興味がないんでしょ。hyde の声なんて聞こえてないのよね。
浸食 (12th 07.08.98)
シングル 3 枚同時発売の 1 枚。人気絶頂期に出すシングルとしては、あまりにもサービスレスな、凶悪な楽曲だったことに唖然とさせられた。変拍子の嵐とエゴだらけのギター。プチプログレ。思うに 3 枚同時発売というのは、この曲をピンで出そうとしたメンバー側に待ったをかけた、スタッフサイドの苦肉の策だったんじゃないかとも勘ぐらせる。
LOVE FLIES (18th 10.27.99)
最初から最後までとっつきにくい展開。ボーカルは唐突に入り、終わりはあまりにもあっけない。それでもサビにおける ken のトレモロは健在だし、yukihiro のドラムはどこまでも細かく、tetsu のベースは勝手に歌い上げ、hyde は戯曲の主人公になりきってトバす。ラルクのバンドとしてのうま味が、この曲には一通り詰まっているはずなのだが。
---僕も好きぃ。で、選出された曲---
Blurry Eyes (1st 10.21.94)
初期の tetsu 作曲シングルの特徴は音楽用語で言うところのダ・カーポにある。で、これが 1st シングルっすよぉ。音の薄さには確かに隔世の感があるけど、曲としては色褪せない。hyde のシャウトが最近のことだと思ってる奴は、針のむしろに正座して聴け。
flower (5th 10.17.96)
ラルヲタ全てが認める、いや全てに認めさせるラルクの最高峰。 ken のギターがペロペロと。こんなにアコースティックライクなシングル、意外なことに実は他にない。さらに意外なことに作曲は hyde っす。ところでこの曲に投票しなかった人っているの?
虹 (7th 10.17.97)
バンド不祥事による活動休止後の復活シングル。まだ yukihiro はサポートメンバーだった。個人的にはこの曲は yukihiro のタムにあると思うのだけれど。スネアの音色とタムに、とにかく一目惚れ。復活にふさわしい名曲。この曲にも投票しなかった人っているの?
winter fall (8th 01.28.98)
とにかくメロメロ。随所で絶妙なタメを見せる yukihiro の本領発揮。微妙にクリックからずらしたドラミングにとにかく惚れる。ホーンとストリングスをふんだんに取り入れ、バンドとポップスの境界線って何よ、といわんばかりにベタなアレンジはあっぱれの一言。
HONEY (11th 07.08.98)
「転がってゆく道で少しイカレタだけさ」。これは ken というギタリストのことを意味します。バンド内メンバー紛争を暗喩している曲です。嘘だけど。最近のラルクは音がうるさくて嫌いっ、なんて言っているオ子チャマは、一体何を聴いてきたんでしょうねぇ。
HEAVEN'S DRIVE (15th 04.21.99)
これは tetsu のベースだけを聴けばよいのです。ブンブンイッちゃってます。どの曲にも言えることだけど、一体この人は何を考えて弾いてるんでしょ。ラルクの聴かず嫌い野郎は、この稀有なベーシストの存在を知らずに死んでいくんだろうな。ま、勝手に死んで。
Pieces (16th 06.02.99)
オルガンで始まり、ストリングスに溺れるという「バンドって一体何?」という疑問符だらけの問題作。それまでとにかく慎重に作り上げた世界の脆さを嘲笑うかのように、ギターソロは雰囲気ぶちこわしだし。本当に、こいつら何考えてんの? これぞラルク。
STAY AWAY (20th 07.19.00)
tetsu のシングルを聴くと、どうしても頭の中でガチャピンとムックが手拍子しながらボックスステップで暴れるんだけど。「snow drop」 も 「DIVE TO BLUE」 も。ご存じ、ギターソロと思いきやベースソロという荒技を持ち出したこれまた問題作。ホント変なバンド。
ふぅ。
さすがに疲れたっすよ。ってか、読む方も読む方だけど。
で、ベストアルバムには新曲が入るんだよね。さすがに俺には新曲は用意できないから 13 番目の曲としてこんなのを用意してみました。どうかな?
---スペシャルトラック---
the Fourth Avenue Cafe (幻の 7th。アルバム 『True』 収録)
ジャケットまで発表されながらも例の事件でお蔵入りになってしまったいわくつきの一曲。やけにキレのいいホーンセクションは東京スカパラダイスオーケストラ。最初から最後までピアノが活躍する、これまたラルクにしては異色な、シングルになるはずだった曲。
さて、いかがなものだったでしょうか。 「ラルヲタうぜぇ」 と骨の髄まで 「2ちゃんねる」 に冒されているあなたにも、 「えー、ラルクぅ?ポップジャムで帰っちゃったって人たちでしょ?」 という下水道生活がお似合いなあなたにも、きっとご満足いただけたかと思います。それではまた機会がありましたらまた。
cf.
L'Arc-en-Ciel "Clicked Singles Best 13" P:2001