2001年07月17日

nagisanite / bloodthirsty butchers (2001)

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遠目に鑑賞するだけでさえやっとの大樹の、剥がれ落ちようとする皮を凝視しつつも全体像を把握しようとすることは無謀以外の何物でもなく、無謀である以前に、不可能は不可能であると言葉を吐き捨て、自らの有利を自らにのみ言い聞かせるようにしてその場を去り、その後に沸くだろう嘲笑を想像だにせず胸を張り続けることを、やはり同様に嗤い蔑むほどの視力をヒトは持たない。敷居の柔軟たらんことに思いを割くことのない日々であるならば、嗤いを持ち込むことで境を滲ませようとする自衛もまた理にかなうものであるとも言えるか。

確信とは紙一重という字面の隙間にあり、瞬く間すらも敵わないほどに薄い、自らに笑みを投げかける誘惑を都合良く掴み取った者が確立することの出来る薄刃渡りにも似る。

cf.
bloodthirsty butchers "nagisanite" P:2001