ストリーミングにて、フジロックフェスティバル出演の MANIC STREET PREACHERS を見る。最初から最後までしっかりと。それなりの音質と、我慢さえすれば見て見られないこともないという画像ではあったけれども、いい時代だ。あえて回線速度を落とすことで、安定性を確保出来るという向きもあるのかな、などと思いながら 「THE EVERLASTING」 の弾き語りにしみじみ。
でもアルバム 『KNOW YOUR ENEMY』 リリース時には、「THE EVERLASTING」 を作ったバンド自身に恥じ入っているとも取れるインタビュー記事を読んだのだがね。あの発言はどうなったんだろう。それとも日本向け、もしくはイベント向けのサービス選曲なのかね。インタビュー以降にまた気が変わったとか。
MANICS のアクトが終わってから後 『KNOW YOUR ENEMY』 を聴きなおしてみると、なるほどこのバンドはなんてことないロックバンドなんだな、などとも思うわけで。 tr.1 のギターソロなんて、そういう古典という名の 「薄さ」 というか、 「ロックの基本って何?」 「それはね、電気を通したギターの存在なのだよ」 「へぇ、電気なんだぁ」 的なある種のコロンブスとか。
そうでもなきゃ、ベーシストが 「IF YOU TOLERATE THIS YOUR CHILDREN WILL BE NEXT」 の演奏中に妙な踊りをして見せたり、しまいにはベース放り投げたり、シンバルスタンド叩いて歩き回るなんてわけのわからないパフォーマンスしねぇだろ、とか。
好きな曲を演奏してくれたのだから、文句は言わないっすが。むしろうっとり。観客の反応は薄すぎでひどかったけど。多くがトリの oasis 目的の客なのか。
ところで、いかにも 「高解像度でストリーミング体験が可能ですよ」 といわんばかりに ADSL の速さを謳っている CF がある。あの ISP (回線事業者か?同じ?) は詐欺だろう。
今回のフジロックのストリーミング (30K 台後半) はアナログ〜 INS レベルに適したデータ量にてストリーミング。小っけぇ画面。じゃぁ ADSL ならでけぇ画面かというと、そんなことはないわけで。 avex のストリーミング放送しか見たことないけどさ。
ま。小さくでもいいわけだ。 「ライブである」 という付加価値によって、他のマイナス要素にはふたがされるわけだから。テレビによる伝播に対する、電話回線 + OS を利用した伝播とは、付加価値の乗せやすさがあるか否かという部分からして、ゴールが異なっているのだということを、漠然と考えてみたりしないでもない。
「文字放送」 が見られるとか、本編であるところの番組を見ながら、サブ画面で詳細を読む、なんてことは所詮ハードに依存した付加価値に過ぎない。 PC (もしくは OS) というハード的存在に依存しながらも、ソフトウェアであるところのプログラムに対して利用からのアプローチが多角的に可能になるという点からも、後者は生まれながらにして付加価値を持っているような印象で。
個人的には、テレビ (アナログ地上波) が持つ選択性の薄さに嫌気が差しつつあるのだが。
ところで CS 放送を利用して高速回線を提供するサービスってのはどうなってるんだろう。
もひとつオマケにいうのならば、ストリーミングが広まることによって困るのは、 「そこに読者がいない」 ことをいいことに、好き放題でライブ評を書いていた人間だろう、とかね。