坂本真綾で感じた 「マニア」 での認識に終結してしまうことに対する苛立ちは、このバンドに対しても同様。こちらは 「音楽マニア」 であるところが、坂本真綾とは異なる部分ではあれど。
中学生くらいのいがぐり頭二人組がドリンクを手に 「deepers 的に言うと『ブリンク』」 なんて言っているのを聞くと、まぁ、なんというか…。
註:
「BLINK」 という曲がある。
ギタリスト、イチマキの産休ということで、男ばかりの deepers。僕にとって初めての下北沢シェルターは、ギッチギチのすし詰め。なぜか 「The Breastroke」 でスタートしたライブは、俺的ヒット曲満載で、これもまたいつ死んでもおかしくないセットリスト。この日は仕事疲れと言うこともあって、結構うしろの方でマッタリを決め込むつもりが、目を閉じ、リズムに揺れる身体はトランス入っちゃっている、どこかの宗教信者の如し。 NARASAKI 教というのも、あながち間違いではないだろうけれども。ということで、ほとんどステージは見ることなく、音の世界に浸る。
セットリストはというと、イチマキがお休みということもあってか、往年の名曲満載の構成に。これまた死ぬかと思った。まさか僕が coaltar of the deepers にヤラれるきっかけになった 「THE LIGHTBED」 まで演奏してくれるとは。この曲はカンノのドラムの為に存在するような曲。そして、NARASAKI がわけのわからない対岸へと、瞬時に連れて行ってくれる稀有な曲。今回は 「SUBMERGE」 がセットリストから外れていたけれども、それでも充分にお釣りが返ってくるくらいの内容。
セットリスト:
1.The Breastroke 『SUBMERGE』収録
2.AMETHYST 『THE BREASTROKE』収録
3.your melody 『THE VISITORS FROM DEEPSPACE』収録
4.earth thing 『THE VISITORS FROM DEEPSPACE』収録
5.The lightbed 『THE BREASTROKE』収録
6.THRASH LIVES IN SAVAGERY 『Come Over To the Deepend』収録
7.C/O/T/D 『Come Over To the Deepend』収録
8.Recieve assimilation 『RECIEVE e.p.』収録
9.MY SPEEDY SARAH 『THE BREASTROKE』収録
10.Cell 『THE BREASTROKE』収録
11.DEEPERS'RE SCHEMING 『THE BREASTROKE』収録
12.SINKING SLOWLY 『THE BREASTROKE』収録
13.JOY RIDE 『NO THANK YOU』収録
14.Killing an arab 『THE VISITORS FROM DEEPSPACE』収録
少し気になったのは、妙に反応の薄い観客が目についたこと。後方にいたからかもしれないけれども、それにしても無表情というか。 「特撮」 から流れてきた客が呆然とさせられたのかしらん。
波轟音ギターに突っ走ってこそ coaltar of the deepers という意見も正しいだろうけれども、メロウに、そして唐突に反発するプレートのように揺り返しが訪れる 「Recieve assimilation」 や 「SINKING SLOWLY」 での静かな崩壊感も、やっぱりこのバンドとしては捨てがたいと思うのですよ。となると最新作 『NO THANK YOU』 は、見事に異色というか。
2002 年は再びメジャーに籍を移しての活動がスタート。 coaltar of the deepers ファンになってまだ一年足らずだというのに、僕のこの入れ込みようといったら一体なんなんだろう。