自分が買った CD を、自分の PC に好きなようにコピーして、何が悪い。
ということで、先日買った bloodthirsty butchers の新譜を MP3 に変換して、以前作ったプレイリストに組み込みたいのだけれども、いかんせん CCCD を曲単位でリッピングできるソフトを持っていなかったので、どうにもこうにもフラストレーションがたまる一方。
たしかに、 CCCD を PC に入れると、こんなソフトが起動して再生されはするけど、誰がこの音質で音楽を楽しめるというのだ。まったく。それに、なんか野暮ったいし。

さて本題。たとえば 「CD Manipulator」 のように、ちょっとした工夫をすれば CCCD でも読み取ってくれるソフトを使えば、純粋に音楽ファイル部分だけを抽出した CD-R を作成することは可能になる。それでも、アーティストやレコード会社に確実にお金の入る CD ショップで、まっとうに代金を支払って買った CD だというのに、一度 CD-R にコピーしないと、曲単位で 「自分が使うプレイヤー」 に 「ダビング」 出来ないのは、やはり腹立たしい。
さて、ということで、
・CCCD から、曲単位で MP3 に変換することができる。
・もしくは WAVE ファイルとして取り込むことができる。
そんなソフトを探してみた。 CD-R 関連のサイトを巡ると、あっさり発見。それが 「Exact Audio Copy」。こういった情報を提供してくれるサイトには、感謝してもしきれない。
英語ソフトだけれども、日本語パッチが提供されているので、見栄も意地も張らずに日本語に。なんかマニアな機能がたくさんあるけど、それは別の機会に楽しむことにしよう。
なお、以下の操作に関しては、 FAQ が充実しているサイトを読めば一発でわかることかもしれないけれど、僕は相当面倒くさがりなので、とにかく自分でやってみることに。
では早速、 CCCD をセットしてみると、あっさりとトラック情報が読み取られ…

ありゃ。この CD は 10 曲入りなのに、音楽トラックとして認識されているのは 4 曲だけ。残り 7 トラックはデータ扱い。最後のトラックは、 PC 再生用のソフトやら圧縮データやらが入っている領域だと思うけど。
しかも Size 項を見ると、相当ひどいことになっている。 Track 4 の 925MB ってなんだ、それ。全トラックのファイルサイズを合計すると、ものすごいことに。 CD って、いつの間に GB 級の容量になってたんですか? 人を馬鹿にするにもほどがある。
(しかも表示されるトラック情報は毎回違う。ひどい話だ。)
ちなみに、この TOC 情報は、僕が持っているオーディオ用 CD-R レコーダ (TEAC 製) に、この CCCD を挿入したときの表示に近いものがある。以前にも何度か書いているように、このレコーダでは TOC が正しく読み取られないために、シャッフルプレイや、曲を指定して再生させることが全くできない。
さてと。このソフトを使っても TOC が正しく読み取られないのでは、本来の目的を果たすことができない。なにかよい設定はないものか。

発見。手動で TOC を検出するってことは、厳密に TOC をチェックしてくれる、ということだよね、きっと。

思わず 「キター」 なんて、半角文字の アスキーアートで叫びたくなるような快感。すべてのトラックが正しく認識された。曲の長さも、ファイルサイズも、至極まっとうなものが表示されている。
最後のトラックに入っている有害なデータだけは、最初から正しく認識されていたってことか。
それにしても、本当に精神的有害の極み。地方の駅前でいまだに見かける?、有害図書ポストに放り込みたいような有害さ。なんで 「正常に」 認識させるために、こんな手間をかけないといけないんだろ。
さてと、ここまできたら曲単位でデータを取り上げるのも簡単なことだろうね。



読み取りは終了したものの、やけに不安なウィンドウが表示される。 「No errors occured」 と書いてあるので、大丈夫だとは思うんだけど。
逆に言うと、このタイミングで意図的にエラーを発生させているように、この CCCD は作られているということ?
とりあえず、作成された wav ファイルを再生しましょうよ。 Media Player が起動して…
あれ?
音飛び?
Media Player のバッファがバカなのか PC のスペックが低いのか、音声ファイルの音飛びはよくあることだけど、 Lilith で再生してみても、やはり 0:00:09 あたりでいきなり音飛びが見られる。
不安になったので、 SoundEngine を使って見てみると。

全然ナイスじゃねぇよ。本来の目的が果たせないじゃないか。ちなみにエラーメッセージとしてでていた、 0:00:47 にも、 0:04:00 にも音飛びはない。ソフトのいうことを鵜呑みにしちゃいけないのか。
何がいけないんだろうと考えた。そういえば CD Manipulator 上で CCCD を扱う際には、読み取り速度は最高でも 4 倍速推奨だったっけ。それが原因か。ということで、速度を 4 倍速に設定し直して、再度読み取り挑戦。

今度は、エラーメッセージがさらにすごいことに。さすがに心配。それとも、実はこれほど大量にエラーを意図的に発生させている、ということなのか? そこで、エラーの疑いがある箇所をチェックをしてみることに。

本当に至れり尽くせりのソフト。他のプレイヤーを起動せずとも、エラーのチェックができるなんて。さて、先ほど音飛びが発見された 0:00:09 付近も、再生させてみる限りノープロブレム。

音飛びもなくなっている。
これにて、曲単位でデータを抽出するという、当初の目的が無事に果たせたことに。
こんな感じで延々と作業をしてきたものの、実は、 MD に録音するためのディスクとして、 CD Manipulator を使ってすでに CD-R を作っていたりして。
CCCD による音源を買わざるを得ない以上、 CD-R を作成しなくてはならないという呪縛からは解き放たれないわけだ。ホント、うちらはバカにされてるよ。
おまけ。

これにて CCCD 上の音楽も仲間に加わって、いつでも再生可能。
註)
・上記ソフトの使用方法などについて、質問は一切受けつけません。
・CCCD の注意書きにあるように、 PC 上で再生やコピーを試そうとした際の損害は誰も負いません。もちろん、僕も負いません。 Try at your own risk !
・このサイトに書いてあるようにやったけど、うまくいかなかった! という苦情も勘弁してください。 PC の環境は千差万別です。あなたの PC と僕の PC は同じような形をしていますが、中身は全く別のものです。
・ソフトの作者や、紹介サイト上で質問をすることも、往々にして敬遠されがちです。想定されるだいたいのトラブルというのは、 FAQ に書いてあるものです。ソフトの思わぬ使用方法なども発見できて一石二鳥以上の効果がありますから、ぜひ自分の目と手を使って確かめながら実行してみましょう。
・この実験レポートは、あくまでも自分が正規に入手した音楽ソフトを、正規な利用範囲において、正しく用いることを目的としています。
参考リンク
MUSIC PC / Project9k (Lilith) / Cycle of 5th (SoundEngine) / SuperTagEditor 改造版
リンク先 URL は 02.11.03 現在 (01.17.05 修正)
K.Satoさま はじめまして。
「CCCD」「あっさり」で検索してやってきました。
好きなアーティストのCDがCCCDになったので、
「買わない」と思ってたんですが買ってみました。
ちょっと調べたくらいであっさり焼けてしまいました。
CD Manipulatorで。
正規ユーザが自分用にと一手間かけて、
CD-Rなどを焼いたりってのもなんか変な循環ですよね...。
結局「CCCD」ってなにさ!って思いました。
コメントありがとうございました!
このアーティクルは、
以前別のサーバで運営していた当時の文を
そのまま移植してきたものなのですが、
その時からものすごいアクセスがあったものなんです。
それほどに CCCD への関心が強いということだと思っています。
たとえそのほとんどが CCCD から CD-R に音源を移す方法を
探るためだとしても。
僕も CD Manipulator を愛用しています。
これや、本文に上げたソフトなどがなかったらと思うと、
相当絶望的な気分になります。
でも、そういう重労働を強いてまで音楽を聴いて欲しいのかな?
という気は、本当にいつもしています。
CCCD で持っているアルバムを CD-R で再生するときは、
いつもいつも虚しいんですよね…。
CCCD って、考えれば考えるほどに泥沼にはまっていく、
そんな魅惑的なアイテムだと思っています(苦笑
K.Satoさま こんばんわ。
好きなアーティストのCDがCCCDになってがっかりしたんですが。(と言う書き込みをさせていただきました)
先日出たベスト版はCCCDじゃないし・・・(^-^;
これって何なんでしょうかね。
じゃぁ、ふつうのCDでいいじゃん(三村風)。みたいな。
今回のCDはなんでもビデオクリップも入ってるらしく、
CDエクストラ仕様だと、CCCD仕様にできないのかな、なんておもったりもしました。
K.Satoさま、はじめまして。
CCCDに入ってる再生ソフト、私もマジでむかついてました(笑)
音質云々より、あるCCCDでは音飛びがひどくて話になりませんでしたね。
しかし、実は最近までCCCDの問題について全く興味がありませんでした。
ほとんど仕事中にPC+Win2000付属のCD Player(WMPでは聴けなくてもこちらは問題なし…だった。今は突然止まったりする)で聞いていたので、問題がわからなかったんですね。
ところが旅行に行ったとき、安物のCDプレーヤーでかけるとモノラルになるわ音飛びはするわ突然終わっちゃうわ…しかもCCCDでないCDまでおかしくなる!
これが2台続いたので、さすがにCCCDを安全に聴く方法はないか、と真剣に考えました。
本当にこのページは役に立ちました。ありがとうございます。
なお、最新のEACはTOCエラーを自動的に修正するみたいで、MP3化した時点で音飛びはなく、メニューも若干違っているようです。
ちなみにWMPは最新の7.0以上なら、複数のMP3ファイルを連続再生できるようです。
ファイルを複数選択して[Now Playing]ボタンにドラッグ&ドロップすると連続再生できます。
知ってたらすいません。
ちなみに私も畠山美由紀のファンで、「Wild & Gentle」CCCD持ってます(^^;)
Tami様、じゅごん様 コメントありがとうございました
CCCD 絡みの話題にはすっかり疲れ果てた本人です。
CCCD は自分が被害に遭わないことには、
なかなかぴんと来ない問題のようです。
事実、自分も痛い目に遭うまでは楽観視してました。
以後、CCCD は YAMAHA のドライブを人身御供としながら、
必ず CD-R にしてから再生させています。
個人的には、
一元的な CCCD 不買運動に対しては非常に懐疑的 (※) なので、
何枚かの CCCD を積極的に所有しています。
ただし、所有している CCCD と同じ枚数程度の CCCD は、
既に手放しています。
欲しいのは音であって、 CCCD ではありませんからね。
> CDエクストラ仕様だと、CCCD仕様にできないのかな、
> なんておもったりもしました。
…と言われていた時期もあったのですが、
例えばSONYが採用している LGCD2 の場合、
CD-EXTRA でありながらもコピーコントロールだったりもします。
ちょっとガッカリであります。
さすがは、先端を突っ走る SONY さん。
※
ポリシーある CCCD 不買に関しては、その限りではありません。
K.Sato様
コメントありがとうございました。
一点、説明が足りない点がありました。
EACは自動的にエラーを修正する機能があるのではなく、やはりオプションとしてそれを選択する必要があります。
すべてのTrackを選択した後、右クリックするとまずCopy Selected Tracks ->Test and Copy Tracks → Compressedを選択すると、Error CorrectionしながらMP3化してくれます。
今CDデッキを接続してないのでちゃんと見ることができませんが、たしか単純なCopyオプション以外にそういうオプションがありました。
>CCCDは自分が被害にあわないことには
そう!そうなんですよ!
私の友人にもこのEACの話をしたら「そういえば最近デッキが壊れたのはそのせいだったのかも!」とびっくりしてました。
彼女も同じ音楽の趣味なので、全く同じCCCDを何枚か持っているはずなんです。
で、私もCCCDを積極的に所持しています。
CCCD不買運動に懐疑的なお気持ち、とってもよく分かりますよ。
気に入った音源メディアは手元に残しておきたいほうなので、レンタルからコピーをすることに興味はないし、そもそもアルバムなどのメディアを入手すること自体、実際にライブで聴いたアーティストや映画のサントラがほとんどなので、思い入れが強いのです。
傷つけたりなくしたりしたら、同じものを買うのが当たり前、みたいな。
昨日はCCCDでアルバムを出し(てしまっ)たSembelloのライブに、目黒雅叙園まで行ってきました。
いつも聴いている音楽をライブで聴くと、またとてつもなく贅沢してしまったような感じがして、堪能しました。
ポータブルCDプレーヤーは壊れてしまうし、MP3にして外に持ち出せば、もっと気軽に楽しめるのになあ、と目黒川の夜桜を眺めながら思いました。
音楽の、あたりまえで簡単な楽しみ方を許してもらえない時代になってきたのかなあ、と悲しくも感じますが。
僕は、CCCDはExact Audio Copyのような特別なリッピングソフトが無いとリッピング出来ないと何せPC一年生なもので難しいと諦めてました。
ところがある日レンタルで間違えてレーベルゲートCDなるCDを借りてきてしまい、変なプレイヤーはインストールされるし、CD挿入しないと聞けないし悔しい思いをしました。
そこでエクスプローラーからDiscを開きファイルを分解してNSTC?形式ファイルDVDプレイヤーで再生出来るファイルが含まれていることを発見しました!my pcはDVDマルチドライブ搭載の去年の夏モデルだからか?WIN DVDで再生することが出来ました。
それで専用のプレイヤーを使わなくても再生出来るのだから、MEDIA PLAYERでも出来るんじゃないかと思いオプション〜音楽の録音〜保護コンテンツの録音とファイルの種類〜全てのファイルにチェックして試したところ、最初専用のプレイヤーが勝手に起動するものの、普通のCDと変わりなく再生・録音・転送 出来るようになりました!
素人の怖いもの知らずと言うか何と言うか?ただ、この方法でコピーしたCCCDをCDプレイヤー等で再生したらプレイヤーが壊れるかも?勇気のあるひとはお試しあれ!
Posted by: hiyoko at 2004年06月07日 02:27>hiyoko様
コメントありがとうございます。
以下に、 CCCD に関する自分的総括みたいな。
従来のCD-DAであれば、(そのプレイヤーがよっぽどおかしなことになってない限りは)まず100%、どのプレイヤーでもマトモな再生が可能ですよね。
ところがどっこい CCCD に関しては、再生できるものもあれば再生できないものもある。でもって、それに関して何ら保証(&保障)がなされていない、というところにも憤りを感じてしまうわけです。
僕の場合は PC でリッピング可能かどうかという以前に、オーディオ用の CD レコーダーにてまともな再生が出来なかった時点で、もう、完全に CCCD に対して FUCK なんです。
その上で、PCでCD-Rにすることすら難儀だったという、踏んだり蹴ったりな結果から、もう 2 年以上も 「さっさと消えてくれ CCCD」 と呪っているわけであります。
ほんと色々と手間のかかる上に、不要なストレスを強いるとんでもないメディアなのだと、毎日のようにゲンナリしている次第であります。はい。
現時点で更にわけの分からないところは、 CCCD に対して、メーカーは筋を通した導入をしていないということ。ま、筋を通しすぎて狂っているとしか思えない SONY みたいな例もありますから、どうにもこうにも困ったものでありますが。
東芝はヘタレてるよな。僕が買わざるを得なかった bloodthirsty butchers のアルバムは CCCD を導入しておいて、そのくせ今は揺らぎ 1/f も真っ青なわけのわからない導入形態。
Victor だって同じだ!野狐禅のデビューアルバムは CCCD だったよな。今はといえば…。
騙されちゃいけない。一度でも CCCD を導入したメーカーは、必ず何かしらの形でリスナーに不快感を与えている。それも利益を得るために発表している商品に、不快感を乗せたままで発売するという、一般流通ではあり得ない姿勢で。
本当に、なんだかなぁ… 21 世紀ってやつは、音楽に対してゲンナリすることしかない新世紀だったのかしらん…まったく…
Posted by: 本人 at 2004年06月07日 20:17こんにちは。
今日、このウェブサイトに初めてきました。私もCCCDから曲を取り出す時にEACを使っていますが、私の場合は読み取り速度を4xまで下げなくても正常に曲を抜き取れているようです。エラーもでませんでした。もしかしたら、エラーがでるのはPC環境によるのかもしれません。ちなみに私が使っているCD-RWドライブはSONY CD−RW CRX185C3です。
No CCCDs!
チャオ
Posted by: epyon at 2004年06月08日 21:27>epyon 様
コメントありがとうございます。
PC (周辺機器) の面白いところは、環境によって状況がまったく違ってくるところですね。
でもって、そこにやきもきさせる CCCD という存在はやっぱり No CCCDs! ということで。
チャオ!
Posted by: 本人 at 2004年06月08日 21:57iTunesで整理したほうがよくないか?
gracenote使えるから曲名入力の手間が省けるぞ(CCCDでもなにげに登録されてますよ)
>spanish 様
コメントありがとうございます。
このアーティクルを書いたのは去年(2003 年)の 2 月なんですよ。
なので、この当時は Windows で使える iTunes がなかったんです。
しかも!
僕が今使っている OS は iTunes が対応してくれていないものでして。
iTunes の画面は大好きなんですけどね…。