中古 CD ショップで買ったのではない。まともな CD ショップで、定価を支払った音楽ソフトだというのに、CD 最大のメリットであるランダムアクセスができないというのはどういうことだろうか!
そう、CCCD (コピーコントロール CD) 。
自分が使っている CD プレイヤーは TEAC の RW-800 。 CD レコーダーとしては定番のハードウェア。法的にイリーガルな要素は何一つとしてない。それだというのに、この、買ってきた CD に含まれている 14 トラックが、 1 トラックとして再生されてしまうのだ。こんなバカな話があっていいのか!
これまで CCCD という物体は PC でコピーするユーザに対してのカウンターとして機能するものだと思っていたのだが、ところがどっこいだ! 物心つかない頃から音楽を愛して 30 年弱。これほどまでに納得のいかないものを、これほど音楽が身近になった時になって、無理矢理押しつけられるとは思わなかった。
「CCCD は CD とは似て非なるもの」 という認識で傍観していたけれども、実際にこのような被害に遭ってみると、腹立たしさを通り越して音楽というものに正当な対価を支払うことすらもバカらしくなってくる。
僕が今さっき支払ってきた 3,059 円 というのは、音楽だけに対して支払われているものではない。 CD というメディアの持つ機能への対価もそこには含まれているはずだ。
CCCD が登場せざるを得なかった背景にまで、僕は今、また再びここで冷静に考えを巡らせている余裕なんてものはない。そんなものは、これまで散々考えてやったことだ。
とにかく今、目の前にあるのは 3,059 円を出して買ってきた CD であり、それでありながらランダム再生のできない CD のような形をした音楽記録メディアであり、これが CD (Compact Disc) との互換性をうかつに持っているために、僕は非常に不条理な現実を突きつけられている。
「一部の機器では再生に不具合を生じる場合があります」 と書かれた一枚の紙には、確かに 「音楽用 CD-R/RW レコーダーの一部」 にも不具合が生じるとある。
不具合って何だよ?
もう、ただ、とにかく悲しい。何が悲しくて、こんなに音楽が好きなのに、音楽を目の前にして、音楽以外の要素が原因で、音楽を作っている会社までをも暗に否定するような発言をせにゃらならんのだ?
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