2002年08月16日

MDR-Q55SL

[ AV]

母方の実家に里帰りする前日に、ヘッドホンを買った。ローファイなサウンドが気に入っている SONY の 耳掛け式ヘッドホン MDR-Q55SL 。この機種は、同じ型番に 3 種類のラインナップがあり、それぞれにサウンドチューニングが施されているという代物。近くの大型電気店にあったサンプルでこれらを試してみたところ、アコースティックサウンド重視の 「L・Q・D」 が気に入ったのでお買い上げ。他の 2 種類は、構造上 (だろうと思われる) からくる音の味付けがきつすぎた。のっぺりし過ぎな印象。

うかつにもエージングすることを忘れ、家で聴いてみた最初の印象は 「なんじゃ、こりゃ」 。あまりにもフラット、言い換えると肉付きの全く感じられない、音やせの激しいサウンド。一瞬、安物買いという烙印がのしかかってもきたが、試聴とのギャップが大きすぎたおかげで、エージングの必要性を思い出したという一連の流れ。

CD ウォークマンボリュームを最大にし、たたんだ布団の間に押し込む。猫は迷惑そうだったが、これで半日ほど流しっぱなしにしていたら、見違えるほどに低中域が伸び、音の土台が出来上がった。ふくよかさはゼロに等しいものの、もたつきのない良質なローファイサウンドは、 これまで使っていた Q33 よりも格段によい。イヤーパッドでの音のマスキングがはっきりと分かる音作りが、 Q33 最大の難点だったのだ。

驚いたのは、ボリュームを最大にしても漏れてくる音が全く割れないこと。この手の安価なヘッドホンは、少しでもボリュームを上げすぎると音割れするというイメージがあったのだが、これなら簡易モニターとしても使えるかもしれない。

枕の上で頭の向きを変えても邪魔にならない作りと、耳にやさしい音作りで手放せない睡眠時音楽のお供。昼寝がてら 1 時間ほど装着していても全く邪魔にならず、眠りとうつつとの快適な往復が可能。ただし、耳掛け用のフックをうまく耳にアジャストできるようになるまでには、結構な悪戦苦闘が求められる。少しは慣れてきたが。

Q33 は、川釣りのお供に欲しがっていた父に、お下がりとして提供。

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