・メモは散文だからこそ、散文たる。年の瀬 ver.
・move のベストは、古くからのファンと、なんとなく気になっていた人間と、最近気になってきた人間とを同居させることが可能な三位一体だと思いながら始まる、スクワット 10 万回な朝で最近はがんばっている。
・鬼束ちひろの新作は、若い女の子が聴くもんじゃない。歌うもんじゃない。お前ら、みんな惨めになるだけだ。
・その声と言葉と歌は、男が自信のなすままに女性の肌を剥いていったとしても、そこにはやはり肌しかないようなもので、それをおかしくも見る女性が聴いているという状況があってこそ、初めて意味を持つ(ような気がする。俺、男だし、わかんない)。
・という、わかんないふりのできるかっこいい男になってみたいなぁ、などと思いながら聴くとよい。それが自意識とナルシス。
・17日 にオペラシティで boys air choir のコンサートを見てきた。 holy という言葉は、その語が天上にある限りは地上に存在するよしもなく、たとえ一瞬だけ天上がかいま見えたとしても、それは人智などとあがめ奉られるちっぽけなもんが引き起こした想像、もしくは偶像に過ぎない、などと考える。だとしたら、偶像を立てて崇拝することはどういうことなのか、とかなどとも。
・鳴き砂のシステムと、砂の間に蓄えられた空気と、それをありがたく思いつつ踏む人間とやらと、砂の間の空気でしかない空気と、空気がなくなった後の砂と、そういうことを考えながら聴いた。
・会場で販売していたベストアルバムは CCCD だった。それを見た瞬間、憤慨で顔に血が上るのを感じた。人の瞬間が作り上げた奇跡なるものを犯し、踏みにじるのは、やはり人だ。むしろ文化か。笑えない。
・桑田佳祐のベストは勢いで借りた。とかなんとか言いつつも、 KUWATA BAND の音源が、今この時に CD で聴けることに、生きながらえた感謝をどこかにおぼえてみる。
・すけべー、すけべー、すけべー、すけべー♪ などと歌いながら、洗濯物をたたむ。
・同じく勢いで借りた Rhymester の 音が素晴らしく、聴かずキライのバカさ加減をまたしても思い知らされる。
・GRAPEVINE の新作を聴いて 『Here』 の評価が急上昇した。これまで一番好きだった 『Lifetime』 は、今のところ、新作と並んで、第2位 タイになった。アルバム後半へ向かうほどにどんどん失速して、足が取られていく様を聴き、「これまで聴き続けていて良かった」 と思えた。パーソナルなロック。
・TETSU69 の新作を聴いた。あまりにも L'Arc-en-Ciel で、どうにもこうにも笑いが止まらなくなった。 L'Arc-en-Ciel でない曲には、個性も何も感じられなかった。ライナーに同じ顔が何度も現れるせいで、思わず酔ってしまった。
・今年の紅白歌合戦は、なんだかんだいって中島みゆきが気になる。出場アーティスト発表当時こそは 「そういう目玉ってありなのか?」 と思いつつも、新作での 「雪月花」 セルフカバーに囚われてからというもの、自分の中に中島みゆきなる声が入っていたことを見せつけられ、若干戸惑いつつあり。浴槽にて 「悪女」 を口ずさむ夜。
・紅白といえば、KICK THE CAN CREW も気になる。高校の 3つ 下の後輩だとか。面識などあるわけもなく、実物を見たこともない。とはいえ、文化祭会場の、毎年必ず大混雑になるあのホールの前の廊下で、ニアミスくらいはしているかもしれない。これで pool bit boys が、過去の卒業生の中で最も成功したミュージシャンだ、なんて、自慢にも何にもならない自虐をしないで済む(ようになるかもしれない)。
・2002 アルバム撰は 『Sugarless』 『newave』 『THE NEXT EXIT』 『Eclectic』 『It's a wonderful world』 『Stompin' On DOWN BEAT ALLEY』 『DEEP RIVER』 『The Golden Oldies』 『By the Way』 『GREEN』 『TropicanTrops』 『三日月ロック』 『love to sleep』 『TIME ACID NO CRY AIR』 『Home』 といったところ。多少は考え直すかもしれない。
・小学生の頃から離れずに染みついてしまった、井上陽水と夜との親和性へと馳せる思いは、新作を聴いてさらに強く、深くなった。自分も歳を取って、そして歳を取っていないパーツもまだ体の中に残っている。アンビバレンツを否定して、人が生きていけるはずがない。否定した時点で、案山子との差異すら否定することになりかねない。
・TSUTAYA で中森明菜のセルフカバーアルバムを聴く。これにて、福山雅治、井上陽水、中森明菜 の新旧・オリジナル・カバー入り乱れての、「飾りじゃないのよ涙は」 オール・ジャズ・トリオ完成。
・同じく TSUTAYA のレンタルコーナーに、 『続・青春歌年鑑』 が置いてあった。
・「夏の日の午後」 と 「真夏の雨」 を交互に歌いながら、白い息を吐きつつ自転車をこいで駅に向かう朝。
・TIME ACID NO CRY AIR
cf.
REBECCA "真夏の雨" P:1987
V.A. "続・青春歌年鑑" P:2002
move "move super tune" P:2002
鬼束ちひろ "Sugar High" P:2002
井上陽水 "Blue Selection" P:2002
GRAPEVINE "another sky" P:2002
TETSU69 "Suite November" P:2002
eastern youth "夏の日の午後" P:1998
桑田佳祐 "TOP OF THE POPS" P:2002
中森明菜 "Akina Nakamori 〜歌姫 ダブル・ディケイド " P:2002
Rhymester "ウワサの伴奏 〜And The Band Played On〜" P:2002