2002年12月27日

続・青春歌年鑑

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パチンコで大当たりした妹を連れ、25日に TSUTAYA へ。クリスマスプレゼントと言うことで、 『続・青春歌年鑑』 を大量にレンタルする。財布は妹持ち、気分は折半。これって著作権的にどうなんだろう。

1970年 から 1990年 まで全 21枚 を持ってレジに持っていくと 「アルバムのレンタルは 10枚 までなんですー」 とのことで、とりあえず近い方の 10枚 だけをレンタル。ノート VAIO の HDD が 40GB になったのをいいことに、せっせせっせと HDD に落とす。こんな人間に、アンチ CCCD を唱える資格はないんだろうな。でも、 2000年 リリースの 『青春歌年鑑』 と比較すると穴的楽曲が多いこともあり、全部を CD にコピーするのは何かと無駄があるので。

今回の続編コンピレーションは、参加レコードメーカの枠が大きく拡がったこともあり、ポリドール(現ユニバーサル)・ビクター・テイチク・キングあたりの音源に喜びを覚える。ヒット演歌の枠が増えたのは、徳間・クラウンの参加があるからこそ。それでも、沢田研二は一切収録されずじまい。サザンオールスターズが収録されていないのは、結構好感が持てる。これが入ってくると、せっかくの 「古い」 空気が薄れてしまう。

自分にとって一番のヒットは 1983年。 河合奈保子以外は全部歌える。

岩崎宏美 「家路」 、野口五郎 「19:00の街」 、あみん 「琥珀色の想い出」 、郷ひろみ 「素敵にシンデレラ・コンプレックス」 、田原俊彦 「シャワーな気分」 などなど、耳に嬉しい曲も収録されていれば、 「夢芝居」 や 「兄弟船」 のように、聴いた回数よりも歌った回数の方が多い曲もあり、歌唱彎曲矯正のいい機会に。自分の歌い回しには、癖がつきすぎている。

大ヒット曲満載のコンピレーション盤には、普遍的という意味での安心感があるのだけれども、それは新聞・テレビでの 「19xx年の出来事」 的特集に似た大味感があって、少々物足りない。でも今回はサイドメニューの 「続・青春歌年鑑」 が追加されることで、ヒットチャート小僧だった自分にとっては、腹八分目的な幸せを得ることができる。

一週だけ一位を取ったような、はかなさ満載の瞬発力あふれる曲や、他のヒット曲に埋もれてしまったビッグアーティストの (自分的) 名曲まで網羅されてくることの楽しさ。眠っていた細胞に刺激が伝わり、それによって周辺の事象も目を覚ますような気持ちよさ。この手の 「A' 級ソング」 系コンピレーションは、実に刺激的で面白い。前述の 「シャワーな気分」 を聴いていたら、飯場暮らしの時代に、妹と一緒になってトシちゃんの振り付けをまねたことを思い出したよ。そういった刺激。

ワーナーの参加でこのコンピレーションに収録されるようになった中森明菜は、リアルタイムで聴きまくったということとベストアルバムを持っていることもあって、特にこれといった真新しさも感じられないはずだった。でも同時代の曲に並ぶことで、古くささが改めてクローズアップされるから、楽しい。 「Fin」 なんて、なかなかいいじゃないですか。今は 「DESIRE」 聴きながら書いてるし。

あの頃は、多摩川の河岸段丘が作った坂道をえっちらおっちら小さな自転車で登って、30分以上時間を掛けて自由が丘のレコード屋にまで買いに行ったんだよな。近くに 「レコード屋」 なんてしゃれたものはなかったからね。あとは父親がパチンコで勝った時にねだってレコードに替えてもらったとか。なんだ、やっていることは、今と何も変わらないや。

案外と面白かったのが 1987年 。 90 年代ロックへの導火線が見えはじめ、その新古品のような微妙さがイマイチだったのが、本編の 『歌年鑑』 。続編では、小泉今日子、中山美穂、荻野目洋子が収録されたこともあって、80 年代アイドル最後の盛り上がりな安さと古さを十二分に満喫できる選曲になっている。

特に新鮮だったのは中山美穂の 「WAKU WAKUさせて」 。たまたまヘッドホンで聴いてみれば、なんというピコピコサウンド。初期TM NETWORK と全く同じテイスト。差異を見つけるのが難しいくらいに、これは TM そのもの。

アレンジを担当している船山基紀といえば、僕にとっては C-C-B のイメージしかなかったのだけど、僕の今に至る 「大げさな打ち込みサウンド」 好きは、小室哲哉の前に、船山基紀によってインプリンティングされていたのだと判明。 「アーティスト」 というリミッターを取り外している分だけ、船山的ピコピコの方が、なんぼか気持ちいい。出生の秘密を知らされたような気分で、マジに感動。今年最後の収穫だ。

「WAKU WAKUさせて」 は 12 インチシングルも持っていたんだけど、あれはどこにいったのかしら。

ということで、PC 用スピーカを大音量に 80 年代を満喫する、 21 世紀 2 年目の、年の瀬の一風景。デスクトップ用 PC にもファイルを転送したのだ。

こういうことをしていると、TOS 出力のあるサウンドボードと、デジタル入力対応のスピーカなぞが欲しくなってくる。オーディオでじっくり聴くよりも、意味のないお金をかけてラジカセ的テイストで味わうのが、大人のたしなみというもの。

さてと。時間を掛けて、じっくりと楽しむことにしましょう。もちろん 『歌本・青春歌年鑑』 も買ってもらっちゃった。

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