2003年09月06日

マジやばいくらい日常

区民プールで泳ぐのも今年最後。散々通ったこの 50m プールは、来月頭からはスケートリンクになっているわけで、さすがは地元ゼネコン区長の遺したプレゼントだね。

なんてことを考えながら、ロッカールームで Tシャツに着替えていると、もう 20 時になろうというのに、男の子が 4 人ばたばたとやってきて、やかましく水着に着替え始めた。腰にはしっかり、てるてる坊主タオルを巻いて。

「まっじやばいくらいいいぜ」
(え?)
「ここゆさぶれヴァイブレイション」
(あああ?)

思わず見つめてしまったスポーツ刈りの少年。一体何年生だ? と思って見ると、スイミングキャップに 5 年生とあった。

「おまえ、よくそんな早いの歌えるなー」
「おれ、歌えないよ」
「おれ、カラオケで歌ったぜー」
(へ?)

こんなところで動揺して見つめ続けては、単なる変態のお兄さんだ。聞き耳だけを立てて着替え続けた。

「おれも、早い曲歌えないよー。なーつのおーわーりー」
「なーつのおーわーりー」
「それさぁ、なーつのおーわーぎー、って聞こえない?」
「バカじゃねぇー」
「いぇーバーカ」

軟弱 BBOY の台頭でヒップホップの明日を憂う輩あれど、現実はコロコロコミックよりも奇なり。明日の音楽産業は暗いと嘆く輩あれど、子どもの世界は大人の知らないところで進んでいく。高校生がしていてもおかしくない会話を、日常レベルで展開する小学生。僕には RIP SLYME は難しい。

cf.
RIP SLYME "JOINT" P:2003
森山直太朗 "夏の終わり" P:2003