
夏休みの終わりに。
かつて自分が抱えていた妄想という名の世界が終わる前に、その妄想を言葉と音に変えてくれたバンドが終わる。何度もそうしようとして終わらせることの出来なかった自分という世界の終わりは、何もせずとも終わりがあり、何をしていても終わりがやってくる。
予言された世界の終わりを見届けることなく人は世界を失う。個々の世界が失われることがすなわち世界の終焉であることは、普遍の真理でもある。予言された終わりは、必ず予言通りに行われる単なるイベントでしかない。当事者以外には。
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幾分嗄れたその声は、初めて見た夜の衝撃とともにいつまでもあり、その後何年経っても終わらせる勇気さえない自分の代わりに、想像の先にある終わりを見ていてくれた気がしている。
thee michelle gun elephant の解散。正直なところ決して毎日は聴ける音楽ではなかったけれども、何か気が緩んだ隙に自分の頭の中で鳴り始める力があったことは間違いない。今日くらいはコーヒーではなく紅茶を飲もうと思ったけれども、そこでコーヒーを飲むからこそ、自分で終わらせるしかない自分を通せるというものなのかもしれない。
敬意と感謝を表して。
cf.
thee michelle gun elephant "世界の終わり" P:1996