詠む音楽

サマーヌード

真心ブラザーズ (1995)

息継ぎさえ満足に出来ないプライベートプール
懸命にクロールを披露するけれども
力を入れれば入れるほどに僕も興味を失っていく
君はといえばさっき宣言した背泳ぎをものにしてみせようと
縁(へり)に手をかけては何度も手を離すシミュレーションを繰り返してる
曇るゴーグル越しに何気なくそれを見つめては
もう全てを見慣れているはずの双丘にまた何かをおぼえて
まだ整わない息を無理矢理に押さえ込もうとする
水が君の身体を丸めこようとしているその瞬間に
僕はハイスピードカメラの如くしぶく身体をとらえようとする
全てはただ一日のわずかなシチュエーション
君をつつむその水着にただ見とれて一息