詠む音楽

未完成

bloodthirsty butchers (1999)

極彩色だと言いきった責任を取って
眠い色だってその中に眠っている
どの色ならその言葉を満たす?
平らに塗りつぶされたスライドが変わる中に
一瞬だけしのばせた明度はどれくらいなの
和算並みの誤差で髪の毛一本に七変化を起こすほどの曖昧
つぶつぶつぶつぶ葉っぱを集めた回数券だけ騙す
一つしかない海じゃ退屈してしまうのに
それを集めれば事は足りるのだと言う
違いがわからないのでもなく
違いに気づかないのでもなく
違いがあるなんて思いやしない
初めがないから言いきれたんだ

形にする前に塗り始めてしまったから
動かせなくなったところで泣き出す
それはかすれないからいいだろう
蛍光ペンは混ぜものが多すぎて
色を剥がしてどんどん混ぜてしまう
なめとりながら混ぜる
それこそが眠い色だと言っているのだ
光が行き場を無くして色
眠りを打ち消すための光は身体を張ってでも
色に分け色を生み色をつける
それでもまだそんな曖昧な言葉を使って困らせている
それがわからないのでもなく
それに気づかないのでもなく
困らせているなんて思いやしない
言葉がないから言いきれるんだ